たつをの日記 - 1999年9月14日
- 羅生門
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20時からA707で上映会。
今日は、BS2 でやってた「羅生門」(黒澤明監督)。
タイトルは「羅生門」だけど、婆さんが死体から服を剥ぐ話ではない。
原作は芥川の「薮の中」。森で侍が一人殺されて、
現場にいあわせた三人(殺された人も霊媒で登場)がぜんぜん食い違う証言をして、
真相はなんなんだというお話し。
黒澤明は第一発見者に重みを置いて真相解明をしているのであった。
さっき原作を読んでみたら、証言が載ってるだけでなんの解決も与えられてなかった。
そんなもんか。
最近の邦画「ミスティ」もこの「薮の中」がモチーフらしい。
真相はどうなっているのかな。ちょっと気になる。