さてさて、我々は時として、鳥のキウィが先かキウィフルーツが先かという些細なことに心を奪われがちである。 グレープとグレープフルーツの例を挙げるまでもなく、 キウィの方が先に決まっていると考えるのが妥当であろう。 しかし、キウィフルーツの方が鳥キウィより人間の生活に密接に関わっているし、 キウィは夜行性なんだから滅多に見ることもなさそうで、 キウィフルーツよりも先に名前が付くなんてことは考えられない。 どうもおかしい。 まあ、調べてみたら謎はすぐ解けた。 キウィはニュージーランドの森林に住む夜行性の飛べない鳥 ( キウィはマオリ語 ) で昔からの身近なやつなんだけど、キウィフルーツはそもそもが中国原産で、 ニュージーランドで品種改良したというものなのだ。 ああ、納得。